広島県府中市で生まれ育ち、小さい頃からアメリカの文化やインテリアが好きだった私は、結婚をきっかけに妻の実家である額縁メーカーに入りました。時が経って私が代表となり、額縁だけでなく家具の制作もはじめました。身近なものから暮らしを楽しいものにできたなら。そんな想いで、今日も山間にある工房で、職人たちと家具や額縁を作っています。 絵や写真を額縁に入れて部屋に飾る行為は、どこか敷居の高いものだと感じられることも少なくないようです。また、いざ買おうとなっても、家に飾るには華美だったり、ちょっとチープだったり。ずっと家に置いておきたいものがなかなか見つけられないという声もお聞きします。
DENTOのフレームはシンプルで、暮らしの脇役に徹します。何十年だって暮らしを見守ってくれる存在です。立派な絵を買わなくてもいい、子どもの落書きだっていい。額縁に入れて部屋に飾るという行為が、暮らしの体温をちょっと上げてくれる。そんな実感を多くの人に届けられたなら、嬉しく思います。